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「裂織日常」

展示会場となる築100年以上の旧平櫛田中邸アトリエは、本学ともゆかりの深い彫刻家田中の自宅兼アトリエであり、NPOにより文化芸術の発信基地として現在も使われてます。田中邸アトリエの歴史と記憶が本展のコンセプトと強く共鳴すると感じています。それはまた、I LOVE YOUプロジェクトのコンセプトとも、日記を通じて「生活の中から生まれる創造性」をエンパワメントすること、また、出展作家のテーマを通じて「社会の中で見えにくくなっている人々の多様性」を再発見することによって共鳴していくと考えています。 現代社会の急速な発展と共に、人々のライフスタイルも環境問題や利便性の向上などによって大きく変化してきた。その一方で、古くからの伝統や価値観もまた同じ社会の中で残り続けている。そうして変化するものと不変的なものとが交錯するところに私たちの日常は織りなされてきたが、今またコロナ禍によって以前の日常生活はさらに「新しい日常」へと変わっていくのだろう。ではその中で、新陳代謝されていくものとは何か?あるいは、ライフスタイルが変わっても求められ続けるものとは何か?

協力:岡山県井原市、上野桜木旧平櫛田中邸、NPO法人たいとう歴史都市研究会、一般社団法人谷中のおかって

靚雯・郭家伶

東京藝術大学修士課程在籍中で、儲は中国江省出身、「ポコラート全国公募展vol.9」や「群馬青年ビエンナーレ」に出展など社会問題に関わる芸術活動を行っている。郭は中国四川省出身、近年のグループ展に「上野の森美術館大賞展」など、知覚を研ぎ澄まして得た感覚を、具象画の中に落とし込むような絵画作品を研究している。

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